こんにちは、センチネルです。本記事では上記の疑問を解決します。
本記事の内容
- インシュレーターの主な役割を簡単に紹介
- サブウーファーを置いている環境を紹介
- インシュレーターがサブウーファーの「重低音」にどう影響したか紹介
本記事を書いている管理人はホームシアター歴約8年ほど。今まで散々いろんなホームシアターレイアウトを試してきました
管理人の見解では、環境にもよりますが、サブウーファーにインシュレーターは「必要ない」と言う結論に達しました。
ホームシアター含め、オーディオという「オカルト・沼」にハマった場合、こういう「別にやらなくてもいいこと」を真剣に考える時がありますよね。
本記事では、インシュレーターによって重低音がどう変化し、どのような音響になるのかを解説していきます。
同じ条件に当てはまる場合は参考になるでしょう!
管理人が噛ませたインシュレーター。
インシュレーターの主な役割を簡単に説明
インシュレーターの主な役割は、「スピーカーの振動を、スピーカーを置いている場所に伝えないようにする」というもの。
スピーカーは「空気の振動」を視聴者に届けるもの。
その空気の振動(音)を作るためには、空気の振動を作るユニット(スピーカー)の内部でいくつかの部品を振動させます。
すると、その振動はスピーカー内部の部品だけでなく、スピーカー本体と「接点」があるもの全てに行き渡ってしまい、それら全てが一緒に振動してしまう(共振)わけです。
つまりスピーカー本体の音+共振した物体(机や棚など)の、「2重の音」を生み出してしまうことになる!
置く場所によって「スピーカーの音が変化する」と言われていますが、あれはスピーカーを置いた場所のものがスピーカーと「共振」して起こる現象
置いた場所のものと共振してしまうと、スピーカー本来の音が変化し、本来そのスピーカーから出る音とは違った音になるわけですね。
インシュレーターの役割は「スピーカー」と「スピーカーを置いた場所」の間に噛ませて「共振(2重の音)」が発生しないようにするもの。
※いわゆる「分離・緩衝材」の枠割を持っている部品
分離することで、共振をなくして「スピーカー本来の音」を出せるようにするのがインシュレーターというわけです。
サブウーファーにインシュレーターを噛ませた結果、「不快な重低音」が出来上がった
「共振の発生を防ぐ」という原理を踏まえると、サブウーファーにもインシュレーターを噛ませた方がいいと思いますよね。
一般的には「インシュレーター」をサブウーファーにも噛ませる(接点を分離させる)ことで「低音が締まって、質の良い重低音が聴ける」と言われています。
しかし管理人が置いている環境、管理人の使用しているサブウーファーでは、インシュレーターを噛ませると「低音が薄まる」という現象が発生。
確かにインシュレーターを噛ませて「低音は締まる」のは実感しました。
※部屋全体に「ふわっと広がる重低音」ではなくなった
問題なのは「低音が締まりすぎる」ことです。
低音が締まりすぎた結果「腹に響く重低音」が失われて、、、例えるなら「部屋全体に響く重低音」だったのが「サブウーファー付近だけ重低音が発生する」ようになってしまいました。
部屋中に広がっていくはずの重低音が、発生地点である「サブウーファー付近」のみにしか効果を発揮しない。。。こんな気持ち悪い現象はありません
重低音がサブウーファー近辺にしか発生しない=視聴位置にまでは重低音が届かないので、ウーファーのボリュームをいくら上げても無駄。
でかいパワーも相手に当たらなければ意味がないですからね。
※でかいパワー=重低音 相手=視聴者
インシュレーターを噛ませた結果、重低音が締まるのはわかりました。これ自体は大きな収穫でしょう。
ただ、締まりすぎなんです。腹に響く重低音ではなく、「聞いてて不快な低音」がインシュレーターを噛ませたことによって出来上がりました。
サブウーファーを置いている環境を紹介
管理人はサブウーファーを「テレビラックの上」、もっというと「テレビの裏」に設置中。
もっと詳しいことは下記の記事に書いてあります。
>>サブウーファーは「テレビ裏」に置こう【ホームシアターが化けます】
「テレビの裏」にサブウーファーを置く方法は本当におすすめします。低音の「質」が向上して、ホームシアターそのものが変化しますよ。
インシュレーターを噛ませて「不快な重低音」になったのは「共振」がなくなったから
上で紹介したように、管理人は今までテレビラックの上にサブウーファーを「直置き」していました。
何か計算してサブウーファーをそこに置いたわけではありませんが、満足いく「豊かな重低音」が出ています。
しかし、サブウーファーとテレビラックの間に「インシュレーター」を噛ませた結果、重低音の質が大きく下がり「不快な重低音」が発生するようになった。。。
インシュレーターの役割は、、、
インシュレーターの主な役割は、「スピーカーの振動を、スピーカーを置いている場所に伝えないようにする」というもの
※スピーカー=サブウーファー
でしたね。
管理人の視聴環境では「サブウーファー」と「テレビラック」を分離させるためにインシュレーターを間に噛ませたのですが、そのせいで「共振」がなくなりすぎてしまったわけです。
つまり、管理人が今まで「素晴らしい!豊かな重低音だ!」と感じていたものは、サブウーファーだけでなく「サブウーファー+テレビラックの共振」によるものだったのですよ。
そりゃ重低音は「締まり」ますよね。共振がなくなったのですから。
テレビラックとの共振によって発生していた「部屋を満たす重低音」は視聴位置にまで来なくなった。。。
そりゃそうですよね。サブウーファー単体で頑張ることになったのですから。
それらの現象が確認できたので、あくまで「テレビラックの上にサブウーファーを直置き」している管理人の視聴環境では、サブウーファーにインシュレーターは不要という結論に達しました。
サブウーファーにインシュレーターは本当に必要?【環境によります】:まとめ
最後に、本記事の内容をまとめます。
本記事の内容
- インシュレーターの主な役割を簡単に説明
- サブウーファーにインシュレーターを噛ませた結果、「不快な重低音」が出来上がった
- サブウーファーを置いている環境を紹介
- インシュレーターを噛ませて「不快な重低音」になったのは「共振」がなくなったから
本記事の内容は、あくまで「管理人の視聴環境において」ではあります。
しかし、そうは言っても管理人と同じく「テレビラックの上にサブウーファーを置く」ケースもあるでしょう。
そんな時、サブウーファーには「インシュレーターは不要」になるということを重ねて伝えておきます。
そして、他にも今回「より強く理解した」のが、身近なものが「重低音増幅装置」になるということ。
管理人の場合、それがテレビラックでした。
他にもいろんな「おもしろ低音増幅器」があると思われるので、それらを探してみるのもいいでしょう!
ホームシアター構築に必要なものと、あると便利な周辺機器を下記で紹介。
>>ホームシアター費用を全て公開!必要な機材リスト付き【初心者向け】