こんにちは、センチネルです。本記事では、上記の疑問に答えます。
本記事の内容
- サウンドバーの音がしょぼいと感じる理由を5つ紹介
- 音質を求めるなら「ホームシアター」をおすすめするのと、その理由を紹介
本記事を書いている管理人は、ホームシアター大好き人間。映画・ゲーム・音楽どれにでもホームシアターを使って、臨場感たっぷりに楽しんでいます。
テレビやプロジェクターの音質を向上させるために、サウンドバーを導入する方は少なくありません。
しかし、音質にこだわる人の中には「サウンドバーの音はしょぼい」と感じる人もいて、管理人もそのうちの一人。
本記事では、サウンドバーの音がしょぼい理由と、音を求めるならホームシアターをおすすめする理由について解説します。
読めば、あなたにとって「サウンドバー」と「ホームシアター」のどちらが向いているかが明確になるでしょう。
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サウンドバーの音がしょぼいと感じる理由を5つ紹介
サウンドバーの音がしょぼいと感じる理由には、主に以下の5つがあります。
- スピーカーの数が少ない
- スピーカーのサイズが小さい
- スピーカーの出力が弱い
- 低音が出にくい
- 音の広がりが少ない
それぞれの内容を、詳しく解説します。
サウンドバーの音がしょぼいと感じる理由1:スピーカーの数が少ない
サウンドバーのスピーカー数は、通常2~5個程度で、ホームシアターのスピーカー数は、5.1ch(フロントスピーカー2個、センタースピーカー1個、サラウンドスピーカー2個、サブウーファー1個)が一般的です。
>>ホームシアターの「チャンネル(ch)」を解説!【初心者でも理解】
そしてスピーカーの数が多いほど「音の定位」が正確になり、音の広がりが大きく感じられます。
音の定位とは、音の発生源の位置を感じる感覚のこと。音の定位が正確であると、音がどこから聞こえてくるかがわかりやすいため、音の広がりが大きく感じられる。
例えば、映画のアクションシーンで、銃声や爆発音が左右や後方から聞こえてくると、まるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができますよね。
これはスピーカーの数が多くて、音源が左右や後方に分割されて再生され、音の定位が正確になっているためです。
つまりスピーカーの数が多いほど、音源をより細かく分割して再生することができます。そのため、音の定位が正確になり、音の広がりが大きく感じられるのです。
そしてサウンドバーは、スピーカーがテレビの前に横一列に並ぶだけなので、音の定位が曖昧になりやすいのです。
サウンドバーの音がしょぼいと感じる理由2:スピーカーのサイズが小さい
サウンドバーのスピーカーは通常、内蔵スピーカーの大きさは5cm前後程度。これに対して、一般的なホームシアターのスピーカーは10cmから20cm程度の大きさがあります。
一般的にスピーカーのサイズが大きいほど、音の量感や迫力が向上し、映画のアクションシーンでは銃声や爆発音が迫力十分に響き渡り、視聴者はより没入感を味わうことができる。
この迫力の向上は、主にスピーカーの振動板の面積が大きくなることによるもの。振動板の面積が広がることで、より多くの空気を動かすことが可能になるので、音の量感や迫力が増します。
例えば、5cmの振動板を持つスピーカーと10cmの振動板を持つスピーカーを比較すると、後者の方が音の量感が大きく、迫力を感じることができます。
サウンドバーのスピーカーは内蔵スピーカーなのでサイズが小さくなりがち。それが音の量感や迫力が劣る要因となっている。
一方、ホームシアターのスピーカーは独立した大型スピーカーとして設計されることが一般的なので、スピーカーのサイズが大きくなり、音の量感や迫力が向上します。
総じて、スピーカーのサイズは音質に大きな影響を与えると言うわけです。
サウンドバーの音がしょぼいと感じる理由3:スピーカーの出力が弱い
サウンドバーとホームシアターは、どちらも複数のスピーカーを組み合わせて音を再生しますが、スピーカーの出力には大きな違いがあります。
サウンドバーのスピーカーは、通常30W~100W程度の出力。これは、ホームシアターのスピーカーの約1/3〜1/2程度の出力です。
そしてスピーカーの出力は、音量の大きさと低音の強さの両方に影響する。
音量が大きいほど、音は遠くまで届きやすくなります。出力の低いサウンドバーでは、音量を上げても音が遠くの部屋まで届きにくい場合があるわけですね。
映画のアクションシーンで、銃声や爆発音などの低音の大きい音を再生する場合、サウンドバーでは音が小さく聞こえたり、低音がぼやけたりすることも。
一方、ホームシアターのスピーカーは、100W~500Wの出力です。そのため、サウンドバーよりも音量を大きくしたり、低音を強くしたりできます。
※スピーカーというよりも「アンプ」の性能ですが。
例えば、映画のアクションシーンで、銃声や爆発音を大音量で聞きたい場合、ホームシアターならば、サウンドバーよりも迫力のある音を楽しむことができ、音楽を聴く場合も、ホームシアターならばより豊かな音を楽しむことができます。
なのでスピーカーの出力が大きいほど、音量を大きくしたり、低音を強くしたりすることができるので、 映画のアクションシーンや音楽を大音量で楽しみたい場合はホームシアターがおすすめ。
サウンドバーの音がしょぼいと感じる理由4:低音が出にくい
サウンドバーには、低音を担当するサブウーファーが搭載されている場合もあります。
※サブウーファーは、基本的に「100Hz以下の低音」を再生するスピーカー。
そして低音は、音の臨場感や迫力を演出する重要な要素。
例えば、映画のアクションシーンで、低音は重要な役割を果たします。低音が豊かに響くと、音楽の厚みや深みが感じられ、より楽しめるようになるわけです。
ただ、サウンドバーにサブウーファーは搭載されていますが、搭載されているサブウーファーの低音の出力は、独立したサブウーファーと比べると弱い傾向があります。
これは、サウンドバー本体にサブウーファーを内蔵するために、スピーカーユニットやアンプなどの部品をコンパクトにまとめているため。
一方、独立したサブウーファーはサウンドバー本体とは分離して配置できるため、より大きなスピーカーユニットやアンプを搭載することができます。そのため、低音の出力が強く、より迫力のある音を再生することが可能なのです。
映画や音楽を迫力ある音で楽しみたい場合は、独立したサブウーファーを搭載したホームシアターがおすすめ。
従って、迫力ある低音を求めて「サウンドバーを選ぶ」場合は、以下のように「サブウーファーが搭載されている製品か」どうかをチェックしましょう。
また、製品にもよりますが、別途でサブウーファーを追加することもできます。
サウンドバーの音がしょぼいと感じる理由5:音の広がりが少ない
サウンドバーは、基本的にはテレビやプロジェクタースクリーンの下に設置するスピーカーです。そのため、スピーカーが前方横一列に並ぶだけなので、音の広がりが少なく感じます。
音の広がりとは、音が左右や上下に広がっているように感じられる感覚のこと。音の広がりは、音の臨場感や没入感を演出する重要な要素。
例えば、映画のアクションシーンで、銃声や爆発音が左右から迫ってくるように聞こえると、視聴者はより没入感を味わえますし、音楽を聴く場合も、音の広がりが感じられると、よりライブ感を味わえます。
しかしサウンドバーは、スピーカーの配置が限られるため、音の広がりを大きく出すのは難しいです。
そのため、音の広がりを重視したい場合は、サウンドバーではなく、スピーカーを複数台配置するホームシアターがおすすめ。
ホームシアターは、スピーカーをテレビの左右や後ろに配置することで、音の広がりを生み出すことができ、サラウンド音声に対応したコンテンツを再生することで、さらに音の広がりを感じられます。
>>ホームシアターの「サラウンド」を初心者向けに分かりやすく解説!
ただ、以下のように、サウンドバーでも音の広がりを増やす方法はあります。
- サウンドバーにサラウンド音声に対応した機能が搭載されているものを選ぶ。サラウンド音声に対応したサウンドバーは、音声処理によって音の広がりを演出できる。
- サウンドバーにバーチャルサラウンド機能が搭載されているものを選ぶ。バーチャルサラウンド機能は、スピーカーの配置を仮想的に変更することで、音の広がりを演出できる。
しかし、これらの方法でも、サウンドバーの限界を超えて音の広がりを大きくすることは難しいです。音の広がりを重視したい場合は、やはりホームシアターです。
ただし、サウンドバーの中には「ホームシアターと同じスピーカー配置」を実現している、以下のような製品もあります。
後方にスピーカーを配置でき、尚且つバーチャルサラウンドによって「音の横の広がり」も得ているので、ホームシアターキラーな性能になってますよ。
サウンドバーの音がしょぼい理由を紹介【音質ならホームシアター!】:まとめ
最後に、本記事の内容をまとめます。
本記事の内容
- サウンドバーの音がしょぼいと感じる理由は、スピーカーの数や配置、スピーカーの種類などの違いによるもの。
- サウンドバーは、スピーカーの数が少ないので音の定位が悪く、音の広がりも少なめ。
- スピーカーのサイズが小さいので、音の量感や迫力も劣る。
ホームシアターはスピーカーの数や配置が充実していて、音の定位や音の広がり、音の量感や迫力などが向上するので、音質にこだわる人はホームシアターがおすすめ。
ではでは〜!
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