こんにちは、センチネルです。本記事では上記の疑問を解決します。
本記事の内容
- ホームシアターにおける「サラウンド」の意味を解説
本記事を書いている管理人は、ホームシアター歴7年ほど。今までいろんなホームシアターシステムを試してきました
噛み砕いていうと、ホームシアターの「サラウンド」とは「音響空間そのもの」のこと。
基本的にホームシアターは「4.0ch」で完璧な「サラウンド」になります。4.0chというのは「4本のスピーカーで視聴者を囲んだレイアウト」のこと。
>ホームシアターの「ch(チャンネル)」を解説!【初心者でも理解】
そしてスピーカーの本数が増えるほど、サラウンド(音響空間)の「質感」が変わってきます。
つまりサラウンドとは「スピーカーの数」を表したものではなく、複数のスピーカーが視聴者を囲った状態での「音響空間」そのものを表しているのです。
>ホームシアターは「スピーカーの角度」が超重要【機材変更はその後】
以下の記事にて「5.1ch」ホームシアターの作り方をまとめています。
【超簡単】ホームシアターの作り方、必要なものを全て紹介【お手頃】
ホームシアター欲しいんだけど、何から手をつけたらいいのかわからない。簡単に作る方法を教えてほしい!←こういった疑問に答えつつ、安く、簡単にホームシアターを構築する方法をシェアします
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ホームシアターは3.1chだと「サラウンド」が構築できない
サラウンドを体感するためには「視聴者を複数のスピーカーで囲む」ことが必要ですが、かといってスピーカー「3つ(三角形に囲む)」ではサラウンドにはなりません。
技術的にはできなくも無さそうですが、AVアンプが「スピーカー3つ(3.0ch)」でサラウンド環境を作ることを想定していないので、3.0chでサラウンドを作れないのが現実。
なので、視聴者を中心に「3角形にスピーカーを配置」しても、三角形配置の「3.0ch」だとサラウンドになりません。
通常、「3.0ch」のパターンのスピーカー構成は以下の通り。
となります。視聴者から見て「正面」に3つスピーカーがある状態が、正しい「3.0ch」のスピーカー配置。
ホームシアターは4.0chから「サラウンド」が構築できる
以降の説明は、サブウーファー(0.1ch)を追加した状態で行っていきます。
先に紹介した通り、3.1chでは「サラウンド環境」は整いませんが「4.1ch」になると、サラウンド環境が整います。
4.1chと3.1chの大きな違いは「視聴者をスピーカーで完全に囲んでいるか」という点。
4.1chのスピーカー構成は下記の通り。
- 左右のフロントスピーカー
- 左右のサラウンドスピーカー(視聴者の後方に置くスピーカー)
- サブウーファー
こんな構成になります。
3.1chにあった「セリフ専用のセンタースピーカー」を取り払い(サラウンド的にはあってもなくてもどっちでもいい)、代わりに後方に「サラウンドスピーカー」を設置。
センタースピーカーを取っ払うと2.1chになりますが、サラウンドスピーカーを1つずつ左右後方に配置するので、4.1chになる
こうすると4.1chになり、視聴者をスピーカーで囲った「サラウンド環境」が構築できます。
センタースピーカーは「サラウンドに必須ではない」ので外していますが、同じく必須ではない「サブウーファー」を外してもサラウンドとして成立します。その場合は「4.0ch」になる。
センタースピーカー、サブウーファーの説明は下記記事参照。
>>【ホームシアター】センタースピーカーの役割を初心者向けに解説!
>>【ホームシアター】サブウーファーの役割を初心者向けに解説!
ホームシアターの5.1chは「完璧な」サラウンド!
5.1chは、いわばホームシアターとしての完成系。
実際には「4.0ch」の時点で完璧なサラウンドシステムですが、多くは5.1chを完成形として扱っている
その4.0chに下記のスピーカーを足すと、5.1chになります。
完璧なサラウンド環境の「4.0ch」に上記のスピーカーを加えて「5.1ch」になれば、基本的には何一つ不足のない「サラウンド環境」が完成します。
ですが基本は4.0chまでできれば十分。
それ以上スピーカーを増やしても、3.0ch(平面音響)が4.0ch(立体音響)になった時ほどの衝撃はありません。
しかもスピーカーを増やせば増やすほど、スピーカーに関する様々な調整が必要になってくるので、メンテナンスが大変です。
管理人としては、基本的かつ完璧なサラウンドシステムである「4.0ch」のスピーカーを良いもので整えた上で、物足りなくなったら5.1ch以上にするのがおすすめ。
5.1chホームシアターの「作り方」と揃えるべき機材の順番は、以下の記事で紹介しています。
「5.1chホームシアター」の作り方を紹介【揃える機材の順番も】
「5.1chホームシアター」を作りたいんだけど、まず何が必要でどんな順番で作っていけばいいんだ?説明書とかもないから何をしたらいいのか全くわからんし・・・←こういった疑問に答えます
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サウンドバー(シアターバー)の「バーチャルサラウンド」は、疑似的なサラウンド
サウンドバーなどの製品は「バーチャル(疑似的に)」でサラウンド空間を表現しています。
疑似的に「複数のスピーカーを再現」しているので「複数のスピーカーに囲まれる=疑似的なサラウンド環境が構成できている」と言えるわけですね。
近年のサウンドバーの性能向上は凄い。
>>サウンドバー「売れ筋」トップ5を紹介【みんなこの製品を買ってる】
>>「サウンドバー(シアターバー)」おすすめメーカーを「6社」紹介!
ホームシアターの「サラウンド」を初心者向けに分かりやすく解説! まとめ
最後に本記事の内容をまとめます。
本記事の内容
- 3.1chでは「サラウンド」が構築できない
- 4.0chからはサラウンドが構築できる
- 5.1chは「完璧な」サラウンド!
- サウンドバーの「バーチャルサラウンド」等は、疑似的にサラウンドを作っている
複数のスピーカーに囲まれた「音響空間」自体を”サラウンド”という、比較的「雰囲気」でスルーされてしまいがちなホームシアター用語でした。
実際には「マルチチャンネル・サラウンド」とも言われるのですが、意味はサラウンドと「全く同じ」なので、その表記に出くわしても安心してください。
>>「サラウンドスピーカー」おすすめランキングトップ3【コスパ最高】
以下の記事にて「5.1ch」ホームシアターの作り方をまとめています。
【超簡単】ホームシアターの作り方、必要なものを全て紹介【お手頃】
ホームシアター欲しいんだけど、何から手をつけたらいいのかわからない。簡単に作る方法を教えてほしい!←こういった疑問に答えつつ、安く、簡単にホームシアターを構築する方法をシェアします
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ではでは〜