こんにちは、センチネルです。本記事では上記の疑問に答えます。
本記事の内容
- ホームシアターに使う機材「AVアンプ」の選び方を紹介
本記事を書いている管理人は、ホームシアター歴7年以上。ホームシアターに必要なものは、人並み以上にわかります
これがAVアンプ。
ホームシアターには「AVアンプ(レシーバー)」が絶対必要。
これがなくては、多くのスピーカーで視聴者の周りを囲う「5.1chホームシアター」などは作れません。
とはいえ、「わかった!じゃあアンプを買えば良いんだな!」となっても、何を基準に買えば良いのか分かりにくいですよね。
本記事では、AVアンプの「役割」を紹介しつつ、それをもとにAVアンプ選びで「重視するポイント」を解説。読めば、自分に合ったアンプがわかるようになりますよ
以下の記事にて「5.1ch」ホームシアターの作り方をまとめています。
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ホームシアターにおけるAVアンプの役割を紹介
ホームシアターにおいて、AVアンプが担っている仕事は以下のようにとても多いです。
- 映像・音声・再生機器をつなぐ中継機
- 音量・音質・音響・画質などを変更するコントローラー
- さまざまな機器・アプリとの連動もこなす
近年のアンプは「Wi-Fi接続」が可能なので、上記で紹介した「担っている仕事」以外にも、スマホのアプリと連動した再生機能まで持ち合わせています。
アンプはメーカーによってさまざまな機能が盛り込まれているので、さすがに本記事だけで「全部の機能」の紹介はできません。
ただ、基本的には、ホームシアターを楽しむ分には「すべての機能が必要」になるわけではないです。
細かい機能の説明は「各メーカーサイト」を見てもらうとして、ホームシアターを楽しむのに必要なAVアンプの機能は以下の2つ。
- 「5.1chサラウンド」や「ドルビーアトモス」に対応していること
- 主流の「音声フォーマット」を再生できること
以上のことさえ「自分の望むスペックの製品」であれば、有名メーカーの製品であればなんでも良いですよ。
なぜこの2つの機能を重視するべきなのかを、ぞれぞれ解説していきます。
重視する機能1:5.1chサラウンドやDTSに対応していること
基本的に、ホームシアターというのは「5.1chサラウンド」が基本形になります。※人によっては4.0chでいいという意見がありますが、本記事では5.1chを基本形とします
「5.1ch(チャンネル)」の用語解説は以下参照。
なので、最低ラインとして「5.1chサラウンド」を再生できるAVアンプを選ぶ必要があります。
また、その5.1chの上位互換として、「7.1ch」や「9.1ch」を再生できるアンプもあります。
数字が増えるごとに「設置できるスピーカー」の数が増えるので、数字が増える方が有利・・・と思いきや、9.1chなどに対応したアンプは非常に高額になり、そもそも「それだけ多くのスピーカーを設置できるのか」という問題にもぶち当たる
日本の住宅環境では「7.1ch」を設置することすら、ほとんどできません。
「9.1ch」なんて理想郷レベル。「できるかも」という妄想の世界の話です。
設置できるスペースと、その本数分のスピーカーを用意できるなら「9.1ch」なども検討してもいいですが、、、「5.1ch」以上は一般家庭ではほぼ設置不可ということを伝えておきます。
重視する機能2:主流の「音声フォーマット」に対応していること
ホームシアター用のアンプは、最低でも「5.1chサラウンド」の再生に対応したものを選ぶといいですが、どの「音声フォーマット」の再生に対応しているかも重要です。
音声フォーマットとは、ドルビーデジタル、DTS、ドルビーアトモスなどの「音声出力」のこと
この「ドルビーデジタル」などの音声出力はいろんな種類がありますが、現在販売されているアンプであれば、以下の2つに対応しているものであれば大丈夫です。
- ドルビーアトモス
- DTS:X
上記以外の音声フォーマットは「下位互換」なので、この2つにさえ対応していれば「下位互換」含めたすべての音声フォーマットが再生可能!
このドルビーアトモスとDTS:Xは「上方向の音響」を実現できる音声フォーマット。
>>U-NEXTの「ドルビーアトモス」対応作品を再生!【VODも凄い】
しかし、両フォーマットともに性能をフルに発揮するには、「天井にスピーカーを設置」する必要があります。
一般家庭で「天井にスピーカーを設置」はほとんど無理なので、天井からの音響反射を利用する「イネーブルドスピーカー」を使うといいですよ。
>>イネーブルドスピーカーで体感するドルビーアトモスの実力を紹介!
ちなみに「ドルビーアトモス」に対応していれば、以下のフォーマットが再生可能。※代表的なものを紹介
- ドルビーデジタル
- ドルビープロロジック2
- ドルビーtrue HD
- ドルビーサラウンド
「ドルビーデジタル」系列の解説は以下参照。
>>ドルビーデジタルとは?わかりにくい用語を解説!【初心者向け】
そして「DTS:X」に対応していれば、以下のフォーマットが再生可能。※代表的なものを紹介
- DTS
- DTS-EX
- DTS・Master Audio
- DTS・Neural:X
ドルビーアトモスも、DTS:Xも「下位互換音声フォーマット」を完全にカバーしているのがわかりますね。
なので、音声フォーマットは「ドルビーアトモス」と「DTS:X」に対応していればなんの問題もありません。
とまあ、ここまで「ドルビーアトモス」と「DTS:X」の解説をしましたが、そもそも別に「上方向の音響はいらない」場合は、アトモス対応アンプを選ぶ必要はなし
その場合は「ドルビーtrue HD」と「DTS・Master Audio」に対応したアンプを選べばOKです。
AVアンプの「選び方」を紹介
これまでの解説を踏まえると、AVアンプ選びの「最低ラインの条件」は以下のようになります。
- 5.1chサラウンドに対応していればOK
- 上方向実現が不要(または無理)であれば、ドルビーアトモスまで行かずとも、下位互換の「ドルビーtrue HD」と「DTS・Master Audio」に対応していればOK
上記の条件の場合、有名メーカーのものであれば、以下の製品たちがおすすめ。
※あえて意見を言うとすれば、以下の3つの中では「ヤマハ」が一番おすすめ
予算が潤沢で広いスペースも確保でき、天井設置スピーカーも用意できるのであれば、以下の条件でアンプを選ぶことができます。
- 9.1chや、それ以上の「9.1.4ch」や「22.2ch」などに対応した、最高級のなんでもできるアンプを選べる
※「9.1.4ch」の「.4ch」は、天井吊り下げ式スピーカーやイネーブルドスピーカーなどの、「高さ方向」を表現するスピーカーに割り当てられたチャンネル。4chであれば4個。6chであれば6個のスピーカーという意味
上記の条件の場合、有名メーカーのものであれば以下の製品がおすすめ
ただ、「ドルビーアトモス対応」の中でコスパの良い製品が欲しい場合は、以下の記事の製品を選びましょう。
ドルビーアトモス対応おすすめ「AVアンプ」3つ紹介【コスパ重視】
こんにちは、| ...
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また、記事冒頭で紹介したように、メーカーごとによってそれぞれの製品に「さまざまな機能」が盛られているので、それらも比較してアンプを選んでいくと良いですよ。
代表的なAVアンプメーカーを紹介
ここまでで紹介してきた「AVアンプ」メーカーの公式サイトを紹介します。
※実際に買うとなったら、公式サイトよりもAmazon・楽天・Yahooの方がずっと安いですが
ヤマハのAVアンプ(レシーバー)公式サイトはこちら。
>>https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/av_receivers_amps/index.html
ソニーのAVアンプ(レシーバー)公式サイトはこちら。
>>https://www.sony.jp/feature/products/170608/
デノンのAVアンプ(レシーバー)公式サイトはこちら。
>>https://www.denon.jp/ja-jp/category/avreceiver_ap
マランツのAVアンプ(レシーバー)公式サイトはこちら。
>>https://www.marantz.jp/ja-jp/category/hometheatre/avamplifier
各メーカーのAVアンプ(レシーバー)を販売している「Amazonのページ」を以下にまとめました。
それぞれのメーカーごとに、製品の「こだわり」があるので、楽しんでアンプ選びをしていきましょう!
ホームシアター用「AVアンプ(レシーバー)」の役割と選び方を紹介:まとめ
最後に、本記事の内容をまとめます。
- ホームシアターにおけるAVアンプの役割を紹介
- 重視する機能1:5.1chサラウンドやドルビーアトモスに対応していること
- 重視する機能2:主流の「音声フォーマット」に対応していること
- AVアンプの「選び方」を紹介
- 代表的なAVアンプメーカーを紹介
AVアンプはホームシアターの中心的存在。アンプが微妙なものだとホームシアター全体がパワーダウンしてしまいます。
ただ、近年のAVアンプは低価格でも(それでも4万円前後しますが)、大方の人に満足できる機能を備えています。まあ、だからこそアンプ選びが大変になるのですが。。。
そこで本記事では、アンプの機能の説明をし、「この機能さえ注目すれば大丈夫」というアンプの選び方を説明しました。
あとは、自分の「求める機能」や「出せる金額」に応じてAVアンプを選んでいきましょう。
以下の記事にて「5.1ch」ホームシアターの作り方をまとめています。
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